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アレルギー疾患と東洋医学

気管支喘息アレルギー性鼻炎アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患は近年、増加し続けている現代病となっています。

西洋医学では、抗ヒスタミン剤や気管支拡張剤やステロイド剤などによって治療を行いますが、その治療目的は症状の緩和であり体の根本的な状態が改善するわけではありません。増悪や緩解を繰り返し、治療が長期間に及ぶことが多いです。

アレルギーの反応は、体を取り巻く環境の変化に対応する働きや外から侵入するものを阻止する働き(抗体免疫反応)が異常に反応してしまう現象です。

東洋医学では“肺”が外から身を守っていると考えています

東洋医学では外からの刺激に対して身を守る働きを行っているのがです。

ですからアレルギー疾患の場合はだいたいが肺の以上と考えることができます。

気管支喘息は呼吸、アレルギー性鼻炎は鼻、アトピー性皮膚炎は皮膚に症状が出ますが、肺は呼吸、鼻、皮膚を主っており、いずれの器官も肺との関連が深いとされています。

このことからも、アレルギーは肺の異常が主な原因になっていることが分かるかと思います。

肺は外から入ってくる悪いもの(外邪)に対して防御したり、そとに追い出す働きがあります。その例がくしゃみやせきです。

また津液が外に出たものが鼻水や涙となります。

この際、気・血・津液の流れが軽度に滞るとかゆみになります。これがひどくなり血に熱を持ったり表層に気や血が過剰に集まると発赤や充血となります。また津液と熱が結びつくことで、湿疹となります。

アレルギー疾患を治すための東洋医学的な原則は体の最も表層にある肺と体の深部との連絡を正常にするということが目的となります。

生活習慣がアレルギー疾患に大きな影響を及ぼします。

アレルギー治療の際に生活習慣を整えましょうとよく言いますが、これはアレルギー疾患が食事や睡眠、ストレスなどの日常生活との関連が非常に大きいからです。

体を守る防御機能の大役を担っているのが衛気です。これが、体表を覆うことで外邪の侵入を防いでいます。

衛気の働きは津液によって支えられているので、津液に異常が起きることでもおこるといわれています。

津液は肺の宣発作用によって体表に送られますが、もともと飲食物から津液を作し運搬するのが脾の働きであったり、津液の代謝は腎も行っているので、肺・脾・腎の働きが乱れることでも津液の流れがスムーズにいかず、結果的に肺にアレルギーの症状が出現するものもあります。

脾の働きは飲食の不摂生で低下します。腎は体を冷やしすぎたり、過労、睡眠不足によって機能が低下します。

多くの臓腑がアレルギー疾患に関連しているため、アレルギー疾患の体質を根本的に改善するには日常生活を気を付け、肺・脾・腎の機能を高めていくことが必要となります。

肺・脾・腎の機能を高めるには適度な運動、規則正しい食事習慣、質の良い睡眠が必要となります。

症状が慢性化してしまい治りにくい場合には漢方治療や鍼灸治療で自然治癒力を高めていくという選択肢もあるかと思います。

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