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思春期のうつについて

近年では中学生、高校生の自殺が頻繁にニュースに出てくるなど思春期における生徒さんの精神健康状態が心配な状況になっています。

小学生などの児童期では人口の約1%にみられるうつ病ですが、これが思春期になると8%とうつ病の罹患率が非常に高くなります。

思春期のうつ病は多くは慢性の経過をたどりやすく、よくなったり、悪くなったりを繰り返しやすいため重大な機能障害を引き起こしやすくなります。

また思春期のうつ病は学業の不振、交友関係など社会的な関係構築の失敗ん位とどまらず薬物乱用や自殺行動のリスクに関連しており、極めて重大な問題となっております。

思春期のうつ病の原因

子供のうつ病では児童期には男女差は大きくみられませんが、思春期になるにつれ女性のうつ有病率が増え、男女比で1:2となります。

このことから、女性ホルモンとうつ病との関連性がみられるのでは中といわれています。

その他、思春期の女性は同年代の男性よりも先輩・後輩の上下関係や友達関係などの対人関係においてプレッシャーやストレスを感じているとの報告があります。

思春期の男性は勉学などのイベントをストレスと感じる報告があります。

とくに家庭環境において親からの期待が非常に大きい場合などにストレスを感じるようです。

思春期のうつ病にみられる症状

思春期のうつ病に見られる症状は大人のうつ病と同様に
  • 抑うつ気分
  • 興味または喜びの喪失
  • 体重・食欲の障害
  • 睡眠障害
  • 精神運動性の焦燥または抑止
  • 疲れやすく、気力が出ない
  • 無価値観や罪責感
  • 思考力や集中力の減退
  • 自殺(自傷)行動
などがみられます。

思春期では抑うつ気分の代わりにイライラし怒りやすく、俗にいうキレるということもあります。

食欲の障害では過食がしばしばみられます。

睡眠障害は不眠だけではなく過眠も多くみられます。

思春期の抑うつ障害に対する対応

思春期での抑うつ障害では、家族や学校など子どものおかれている環境や状況が誘因や増悪因子になっていることが多いことから、家族・学校などと協力して対処する必要があります。

抑うつ障害の治療の一環として学校の授業時間の短縮や宿題や課題の削減など学校での負担を軽減することなどが重要です。また、まじめな子どもの場合学校を休むことへの罪悪感からストレスとなることがありますので、治療の一環であるとしっかり伝える必要があります。

医療機関での心理的なアプローチとしては専門家によるカウンセリング、認知行動療法や対人関係療法が有効なことが多いようです。

思春期でのうつ病治療に抗うつ薬が使われることが多くなってきていますが、成人と比べて抗うつ薬の効果や副作用の出現が違うため、慎重な使用が求められるとのことです。

WHO(世界保健機関)によると2020年までに子どもの精神疾患は50%増加し、子どもの重大な健康問題の20%は精神疾患に起因するとして予想しており、子どもの精神疾患、うつ病は発達や現在、そして成人後の日常生活に大きな影響を与えるため、適切な対応が求められます。

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