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とく鍼灸院

精神神経疾患について

精神障害がおこる原因としては次のようなものが原因として考えられます。

身体因性:直接脳に障害のあるもの 例:アルツハイマー病、認知症、脳腫瘍など
心因性:精神的ストレスや性格によるもの
内因性:身体因性でも心因性でもないもの。原因は不明とされていますが脳内神経物質の異常ではないかといわれています。例:統合失調症、躁うつ病、うつ病

神経症とは

神経症とは心因によっておこる精神および、身体の両面にみられる機能障害のことをいいます。身体に病気はなく、はっきりとした原因はありませんが、具合が悪くなったり、動けなくなったり、抑鬱気分になったりします。

心因とは心理的原理のことで急激に発症した精神的衝動持続するストレス対人葛藤などがあります。

神経症の特徴としては、
  1. 心因として充分に納得できる情動体験(精神的ストレス)があってそれに基づいて症状が発症すること。
  2. 原因となっている体験と症状の間に領海かのうん関連性があること。
  3. 心因と関連のある環境の働きにより症状や経過が影響されること。
  4. 原則的に後遺症を残さず完全によくなること。
が挙げられます。

神経症の要因としては几帳面、完全主義、過度の良心的態度、過度の内省的態度、自己中心性、情緒不安定、依存欲求があります。環境要因としては対人的葛藤(人間関係)があります。

神経症は症状や状態によって分類できますが、不安神経症、ヒステリー、恐怖症、強迫神経症、心気症、離人症、抑鬱神経症、神経衰弱、心臓神経症などに分類できます。

不安神経症(パニック障害)とは

不安神経症(パニック障害)とは誘因なく激しい不安感と付随症状が発症する病気のことを言います。

発作は誘因なく突然始まり繰り返します。中心症状は、激しい理由のない不安です。発作が過ぎると次の発作がまた来るのではないかという不安(予期不安)に襲われます。発作を説明できる臨床所見はありません。

随伴症状として多くみられるものは、動悸・汗・震え・息苦しさ・胸痛・吐き気・めまい・死恐怖・しびれ・手足の冷えや火照りなどです。

ヒステリーとは

ヒステリーとは恐怖、怒りなどの体験によって生じるものと、無意識な衝動や願望が内的に加工されて種々の精神的および肉体的症状を生じるものがあります。

症状は人前では特に誇張されやすくなります。症状の現れが演出的または芝居めいたところがあります。身体症状が、生理解剖学的原則に合致しません。また暗示により症状を変容できます。

身体症状で多くみられるものは次の通りです。

運動障害:運動麻痺・運動失調
知覚障害:知覚障害・異常感覚・難聴など
自律神経症状:体温異常・チアノーゼ・心悸亢進・チアノーゼなど

精神症状では次のようなものが多くみられます。

態度:情緒が変わりやすい・行動の誇張、演出的・言動は自己中心的・暗示性の亢進・幼児性
空想虚言:過去のことなど架空の事柄を述べ、自らも現実であるかのように思い込む
ヒステリー健忘:自分に都合の悪い記憶は失われる
ヒステリー性意識障害:多重人格など

強迫神経症とは

強迫神経症とは強い強迫観念があり、強迫行為を行ってしまうようなものをいいます。

強迫観念とは不合理的な観念が自分の意志に反して、出現し、その観念を払いのけることが出来ず、無理に抑えようとすると強い不快や不安が起こることをいいます。不潔恐怖・攻撃的な内容を含んだ観念・性的な観念・宗教的な観念などが存在します。

強迫行為とはその行為が不合理的であることは知っており、行うまいと努めるにもかかわらず自分の意思に反して行わずにはいられないものをいいます。洗浄強迫・戸締り・ガス栓の確認行為・物の数を顔える行為などを指します。

心身症とは

心身症とは身体症状を主としますがその診断や治療に心理的因子の配慮が特に必要な状態をいいます。

心身症にかかる方の性格的な要因としては真面目人間、仕事中毒症、模範的、頑張り屋、人から頼まれると断れない、他人によく気を遣う、自己犠牲的精神、良い子などの過剰適応しようとすることです。

代表的な心身症には気管支ぜんそく、過換気症候群、狭心症、心筋梗塞、胃十二指腸潰瘍、アトピー性皮膚炎などが挙げられます。

適応障害とは

適応障害とは心理社会的ストレス因子への反応として生じた病的行動で、その結果として社会的ないし職業上の障害を生じます。はっきりとした生活上のストレスに対する不適応反応が現れます。不安・抑鬱気分・情緒と行為障害などが起こります。

心の病(精神神経疾患)の鍼灸治療

心の病(精神神経疾患)のうち身体因性障害、内因性障害については薬物療法などの西洋医学的な治療が有用であり、鍼灸治療は身体症状などにたいして併用して行います。

心因性障害に対しては、重篤な症状に対しては西洋医学的な治療に併用して身体症状の改善を目的に併用して行います。軽症な症状の場合は鍼灸治療単独でも効果は期待できます。

精神神経疾患の中で対人葛藤、パニック発作、予期不安などの見られるものは鍼灸治療だけでなくTFT療法(思考場療法)を組み合わせて行うことでより高い効果が期待できます。

鍼灸治療は患者さんの訴えに応じて東洋医学的アプローチを中心に行っていきます。症状がひとり一人違いますので、施術方法は完全にオーダーメイドとなります。

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