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スポーツでの怪我について

スポーツを行う上で、切っても切り離せないものが怪我です。

スポーツ中に起こった怪我によって、競技生活を棒に振ってしまう選手も多くみられます。

スポーツ中に起こる怪我の中には軽く足を捻った捻挫から、相手とコンタクトしたことによっておこる骨折まで程度は様々ですが、応急処置やリハビリを適切に行うか行わないかで、回復の期間や再発の危険性などが変わってきます。

スポーツ中に起こる怪我について勉強し、対処する方法を身に着けることで、怪我からの早期回復、競技復帰につなげてください。

スポーツ中に起こりやすい怪我の種類

スポーツ中に起こる怪我のほとんどは筋肉か靭帯か関節軟骨か骨に発生します。体を相手とぶつけたり、必要以上に体に負担がかかると耐えきれずに骨が折れたり、靭帯が切れたり、伸びたり、筋肉が切れたりします。

見た目には出ないこともありますが、体の中では傷ができている状態になります。

捻挫

捻挫とは、関節に無理な外力が加わって、生理的な関節運動の範囲以上に動かされた結果、関節に構成している軟部組織、特に靭帯・関節包が
過伸展され、部分断裂または完全に断裂した状態を指します。

特に足関節が一番多く、指関節・手関節・肘関節に多発します。

捻挫は損傷の程度により3段階に分類されます(捻挫の程度が重要)
  1. 軽度:靭帯のごく一部の繊維が切れた状態。疼痛は軽く、関節の不安定性(グラグラ)はない
  2. 中等度:人体や関節の一部が切れ、疼痛・腫脹・内出血が強く、関節の不安定性を生じる
  3. 重度:靭帯や関節包が完全に切れ、著しい関節の腫脹・疼痛と大きな関節の不安定性を生じる
捻挫をした時の対処法
捻挫をした際の応急処置はRCCE処置が基本となります。
REST(安静)
損傷部位を安静に保持をするために、副子やテーピング、ギブスなどで固定します。損傷部位の二次的腫脹(腫れが悪化するのを防ぐ)や、毛細血管の断裂などを防ぐ意味があります。

ICE(冷却)
患部を冷却することにより、患部の内出血を抑え、腫脹を最小限に抑えます。外傷後すぐに行ってください。

冷やし方は部位により異なります。足首の捻挫であればバケツなどに小売水を入れ、15~20分つけておきます。手首や指などであれば氷嚢やビニール袋に氷を入れ、水を少しだけ入れて、空気を抜いて直接患部に当ててください。

通常氷水は長時間行うと凍傷を起こすので、長くても20分くらいを限度とします。

COMPRESSION(圧迫)
患部を弾性包帯などで軽く圧迫してください。弾性包帯がない場合はサランラップを何重かに巻くことで代用できます。患部の内出血や腫脹を抑える意味で有用です。ただあまり圧迫すると圧迫部分の血流を妨げ、末梢の循環障害を起こすので注意が必要です。しびれたりする場合は圧迫を一度緩めてください。

ELEVATION(拳上)
患部の腫脹を防ぐ意味でも、早く軽減させる為にも重要です。損傷部の腫脹は、血液やリンパ液の貯留により起こるので、患部を拳上することで流入が減少し、流出が促進すれば腫脹は早く消退します。心臓より高く上げるようにしてください。

応急処置のあと、患部は2~3日RICE処置を継続し、腫脹を早く消退させます。

捻挫はスポーツではよくみれる外傷なので軽く考えられ、治療がなおざりになりがちです。しかし、実際には案外治りにくく、軽くても2週間、重症では3ヶ月以上かかることがあり、痛みや不安定性などの後遺症が残りやすくなります。特に重度の場合は保存療法ではスポーツに復帰するのは困難なため手術療法をすることが多くなります。

治療に鍼灸治療を併用することで、循環・組織回復力が上がるので、治癒の回復を促進することが可能です。

骨折

捻挫ほど多くありませんが、相手との衝突や転倒などにより起こります。現場での骨折の見極めは損傷部位の著しい疼痛・腫脹・内出血・変形などにより判断します。その他には繰り返しの動作による疲労骨折などもあります。

スポーツによる骨折の分類
スポーツで起こる骨折は相手との衝突など1回の衝撃で骨が折れるもの、繰り返しの動きによって骨に負担がかかって折れてしまうものとがあります。
外傷性骨折
打撲・転倒・衝突という外力が瞬間的に、直接骨に作用して骨折をきたします。
裂離骨折
筋肉が骨についている部分で見られます。骨がまだ固まっていない若者では筋肉の収縮力によって筋肉の付着部、特に骨盤周囲にスポーツ特有の裂離骨折が発生します。
疲労骨折
陸上競技のような毎日走ることが主なトレーニングのスポーツでは、同じ部位に練習のたびに負荷がかかり、そこに疲労現象が生じて骨折をきたします。特に脛骨・腓骨・足の甲・腰椎あたりの疲労骨折が多くなります。一度疲労骨折を起こすと、個人差はありますが3ヶ月程度競技復帰までに期間を要します。

肉離れ

肉離れは筋肉自身の急速な収縮により、筋肉の一部あるいは筋膜が切れることにより生じるものと考えられています。頻度としては太ももの裏側の筋肉ハムストリングスが一番多く、次いで多いのが大腿四頭筋、大腿内側、下腿後面の順です。

こむら返りは肉離れではなく腓腹筋の異常な収縮によっておこるものなので、腓腹筋を温めて筋肉を弛緩させゆっくりと足先を引っ張る→伸ばすの動作を繰り返すようにします。

夏など水の中で足がつった場合はあわてずまずは脱力するようにしてください。

肉離れの症状としては、全力疾走時にギクッとした感じや患部が連れた感じや圧痛・内出血などを起こします。内出血を起こしている場合は、重症なことが多いです。筋肉の部分に陥没がみられる場合は筋繊維が完全に断裂していることもあるので専門医を受診して下さい。

肉離れの応急処置はRICE処置が基本となります。しっかりと冷却し、弾性包帯などで患部を圧迫するようにしてください。

肉離れの予後は程度にもよりますが、通常2~3週間で治りますが、受傷後2~3日は安静を保ち、徐々に筋肉を動かし始めます。

打撲

スポーツ外傷の中で極めて頻度が多いもので、あらゆるスポーツで生じやすくなります。自分一人で転倒して売ったり、ラグビーやサッカーなどのスポーツでスポーツ中、相手の頭や肘、足による打撃・衝撃などによる鈍的な力によって受けます。

打撲とは外力による皮下の軟部組織(皮下組織や筋肉)の損傷で、内出血・腫脹を伴う、開放創のない(血が出ない)ものをいい、全身のあらゆる部位に発生します。通常の場合放置しても、1~3週間くらいで良くなりますが、頭部打撲では意識障害に腹部打撲では内臓器損傷に、腰部打撲では血尿の有無に注意が必要です。

打撲の応急処置
頭部・腹部などに重篤な合併症がないことを確認後に次の措置を行ってください。
  • 疼痛・腫脹・皮下血腫などを抑えるために受傷直後より受傷部を氷の入ったバケツにつけるか、氷嚢などで冷やします。
  • 圧迫し内出血・腫れを防止します。 弾性包帯などで患部を軽く巻きます。
  • 患部を心臓より高い位置において血液リンパ液の循環をよくし、鬱血を防ぎます。

脱臼

外傷性脱臼では関節包や靭帯が異常な外力で破れ、骨端が関節包外に突出した状態です。脱臼の一番起こりやすいのは肩関節です。

スポーツ中ではスキーやラグビーなどの転倒時、野球やバレーでは手指の脱臼、体操の倒立や柔道の関節技などによって脱臼を起こすことが多いです。

脱臼をしてしまった場合は、時間が経つほど整復することが困難になりますので、速やかに整復する必要があります。脱臼に伴う骨折などの危険性もありますので、チェックのためにもレントゲン検査をおこなうようにしてください。

肩関節は構造上亜脱臼を起こしやすく、整復後の固定を怠ると反復性になることが多いです。初めて脱臼した時と同じ動作をすると簡単に外れるようになり、スポーツの続行が困難になります。

再発の防止のためには、整復後の固定も大切ですが、筋力トレーニングも重要となります。

スポーツ中の怪我は正しい応急処置を行うことが、けがの悪化を防ぎ、回復、競技復帰を早めます。

受傷後のリハビリには鍼灸治療を併用することで、治癒が促進し、競技復帰も早くなりますのでおすすめです。受傷後3日後くらいからがおすすめです。

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