首が凝りすぎているときは耳鳴りに注意して

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最近、耳鳴りの患者さんが多く来院されています。

一言で耳鳴りといっても、メニエル病や突発性難聴など様々な原因で起こります。

様々な原因で起こる耳鳴りですが、当院に来院される耳鳴りの患者さんで共通しているのが首がものすごく凝っているということです。

ほぼ100%ではないかと思います。

そして、耳鳴りの患者さんの多くが首のこりがきつくなると、耳鳴りもひどくなると訴えられます。

西洋医学的には首の凝りと耳鳴りとの因果関係は不明ですが、東洋医学的には耳と首の凝りとの関連はある程度説明ができます。

耳の周りにはいろいろな経絡が存在します

耳の周りには手の太陽小腸経、ての少陽三焦経、足の少陽胆経が廻っています。

耳鳴りの多くの場合がこの3つの経絡の以上によって引き起こされますが、これらの経絡は耳の周りを通るほか首の周りも通過します。

首の凝りは経絡の流れを著しく悪くしますので、経絡がうまく廻らずに耳鳴りになると考えられます。

首、とくに首の横が凝るという人は耳鳴りになりやすくなりますので、注意してください。

耳鳴りがしたときは耳の後ろを押さえてみてください

私も首が凝りすぎたときに短時間ではありますが、ピーという耳鳴りになることがあります。だいたいが10秒程度で収まりますが、たまに鳴りやまない時があります。そういう時は耳たぶの後ろの翳風というツボを何回か押します。

耳鳴りの時は多くの場合、耳の後ろを押すとゴリゴリしていますので、ここを押すと耳鳴りが軽減したりすることがおおいです。

耳鳴りは症状が出始めてから、治療開始が遅れれば遅れるほど治りが悪くなりますので、まず耳鳴りがした時のセルフケアとしてこの翳風というツボを押さえてみてください。