まぶたの痙攣

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仕事が忙しい時や疲れているときに、まぶたが痙攣する経験をした方はいませんか?

比較的短い時間まぶたがピクピクと動いたという経験をされた方は多いと思います。

短時間だけの痙攣であれば問題ありませんが、まぶたの痙攣する回数が多くなった、または四六時中まぶたが痙攣しているという方は放っておくとなかなか治りにくくなりますので注意が必要です。

まぶたが痙攣する原因

まぶたが痙攣する原因としては目の酷使、疲労、睡眠不足などがあげられます。

またストレスによっても痙攣は起こります。

東洋医学的に考えるまぶたの痙攣の原因

まぶたの痙攣を東洋医学的に考えると顔の経絡が「風邪(ふうじゃ)」に侵された状態です。

風邪(ふうじゃ)によって顔面の経絡が侵されると痙攣や麻痺がおこります。

風邪には外邪と内盛の邪があります。

外邪

外邪は風寒や風熱の邪などがあります。極端に寒い日や暑い日に外出することで起こります。また風のあたり過ぎでも起こります。

寒い日に長時間バイクに乗って風に当たったり、夏に熱いからといって扇風機の風に一晩中当たったりすると発症することがあります。

内盛の邪

肝陽化風

まぶたの痙攣の起こるものでは一番多いと考えられます。ストレスなどによって突然まぶたが痙攣するようになります。

陰虚風動

慢性の疲労や水分の不足など加齢などによって起こることが多いです。

血虚風動

これも比較的多くみられます。これは目の使い過ぎによって血を消耗した際に起こります。

脾虚風動

飲食をしっかりと取らないことで血虚になり、結果的に痙攣が起こります。

まぶたが痙攣した際の対処法

まぶたの痙攣も初期で痙攣する時間が短時間であれば、セルフケアをすれば2、3日で症状が取れることがほとんどです。

日数が経過すればするほど取れにくくなりますので、症状が出た際はできるだけ早く対処していくのが得策です。

目を温める

まぶたの経絡の流れが悪くなっている状態ですので、気血の流れをよくするためにまぶたを温めます。
蒸しタオルでも、ホットアイマスクなどでも構いません。

しっかりと睡眠をとる

しっかりと睡眠時間を確保し、疲労が残らないようにします

ツボを押さえる

まぶたの痙攣には合谷というツボと足三里というツボがよく効きます。ゴリゴリとした凝りがあると思いますので、少し強めに10秒くらい押してみてください。

一回やってみて効かなくても何日か続けてやっていると良い方向に向かいますのでやってみてください。

長期化して慢性化しますと自力ではなかなか治りにくいですから、お近くの鍼灸院に相談してみてください。