コリがもたらす痛みの悪循環
慢性的に肩こりや腰痛を患っている方には経験があると思いますが、一度コリや痛みが出だすと、なかなか自分では対処することが難しくなります。
こういった場合私たちのからだの中ではどのようなことが起こっているのでしょうか?
筋肉が硬くなる原因は運動不足や長時間の同じ姿勢、使い過ぎなどによって筋肉に疲労が生じることで筋肉の拘縮が起こります。
交感神経が刺激されることで、血管や筋肉が収縮します。
1から5の過程を繰り返すことを痛みの悪循環といいます。この悪循環が始まってしまうと自分では対処をするのが、なかなか困難になります。
また鍼によって痛みを感じる知覚神経を鎮静化することができるため痛みを直接的に軽減することができます。
この様に鍼灸治療をすることで、血流を改善し、痛みを感じる神経を鎮静化することで、痛みの悪循環を断ち切ることが可能となります。
なかなか肩こりや腰痛などの痛みが改善しない方は痛みの悪循環が起きていしまっている可能性が高いので、ストレッチなどのセルフケアで改善しないと感じたら、お近くの鍼灸院に相談するとよいでしょう。
こういった場合私たちのからだの中ではどのようなことが起こっているのでしょうか?
筋肉のコリによって起こる痛みのメカニズム
筋肉が凝ることによって、どのように痛みが出るのかを解説していきます。1.筋肉が硬くなる
まず、筋肉が硬くなります。筋肉が硬くなる原因は運動不足や長時間の同じ姿勢、使い過ぎなどによって筋肉に疲労が生じることで筋肉の拘縮が起こります。
2.血流が不足し、筋肉の中の酸素が欠乏し代謝産物が蓄積する
筋肉が硬くなってしまうと、筋肉内部、筋肉周辺の血流が悪くなります。血液が筋肉に酸素を供給し、二酸化炭素や代謝産物を流す働きをしていますので、血流が悪くなると筋肉の酸素が欠乏したり、代謝産物が蓄積してしまうことになります。3.痛み物質が発生し、知覚神経を刺激することで痛みを感じる
筋肉の酸素の欠乏や代謝産物の蓄積によってプラスタグランジンやブラジキニンといった発痛物質が産生されます。これが痛みの直接的な原因です。発痛物質が筋肉に存在する知覚神経を刺激することで、痛みとして感じるようになります。4.痛みの知覚神経が交感神経を刺激し、血管や筋肉を収縮させる
発痛物質によって興奮した知覚神経が交感神経を刺激します。交感神経が刺激されることで、血管や筋肉が収縮します。
5.筋肉がさらに硬くなる
交感神経の働きによって血管が収縮し、血流が悪くなることによってさらに筋肉が硬くなります。1から5の過程を繰り返すことを痛みの悪循環といいます。この悪循環が始まってしまうと自分では対処をするのが、なかなか困難になります。
鍼灸治療によって痛みの悪循環をとりさる
鍼灸治療がこの痛みの悪循環に直接的に働きかけるのは2と4の部分です鍼をすることで血管が拡張し、血流が増大することは様々な研究で分っています。また鍼によって痛みを感じる知覚神経を鎮静化することができるため痛みを直接的に軽減することができます。
この様に鍼灸治療をすることで、血流を改善し、痛みを感じる神経を鎮静化することで、痛みの悪循環を断ち切ることが可能となります。
なかなか肩こりや腰痛などの痛みが改善しない方は痛みの悪循環が起きていしまっている可能性が高いので、ストレッチなどのセルフケアで改善しないと感じたら、お近くの鍼灸院に相談するとよいでしょう。
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